気ままな兄さんとグレイハンドバス
MOTHER2の舞台がアメリカをモデルとしていることはプレイすれば明らかなように、作品の世界観には現代アメリカの文化が様々に反映されています。オネットではネスと友達がツリーハウスを隠れ家にしていますし(といってもこれが本当にアメリカの文化なのかといわれると、「スタンドバイミー」でしか見たことないですけど)、ネスの武器はバットです。
気ままな兄さんとの戦闘BGMは、そのおよそPRGらしからぬ音楽が非常に印象的です。MOTHER1でも使用されています。
EarthBound - New Age Retro Hippie
教科書のようなロックンロールです。ロックンロールは私個人の印象ではベースラインやコード進行などかなり形式的な音楽なので、この曲は特定の曲をモチーフにしているのではないのかと思っていました。しいて言えばチャック・ベリーの何かなんだろうなぐらいに思っていました。
しかし先日、アマゾンのプライムミュージックでチャック・ベリーを流していたら、気ままな兄さん戦と同じイントロが聞こえてきました。
Chuck Berry - Run Rudolph Run (1958)
次はツーソンからフォーサイドまでを走るグレイハンドバスの音楽です(トンズラブラザーズのではない)。
EarthBound (Mother 2) - City Bus Ride
バス自体アメリカの長距離バスであるグレイハウンドバスをモチーフにしていることが名前からも明らかですが、この音楽は、デル・シャノンのRunawayという曲のイントロ部分と似ていると思います。気ままな兄さんのと比べると、確信の度合いは弱いです。