やさいスープのかいじん
オネットの街でひときわ(私にとって)印象的なのは、パン屋にいるこの女性の発言です。
「私、「野菜スープの怪人」の話を…しようと思ったんだけど。
ゲームに関係あると思われると困るんでやめとくわ。
そういう余計なことをあんまり話してると
大事な話を聞かないくせがついちゃうでしょ。
でもね、ほんとにいろんな人とこまめに話をすることが大事よ。
同じ人でも状況によって話すことがかわるんだから。」
実際にこの人に何度も話しかけると、
「あんたやっぱりもう一回話し掛けてくれたわね。
…と、いうぐあいにこまめに話すことが大事なのよ。」
「そうそう!そんなふうにこまめにね。」
と、セリフが変わります。そのように時期によって変化するセリフを探すのもゲームの楽しみ方のひとつですから(セリフではないけどホテルの新聞はその代表例だでしょう)、それを知らせてくれるという点である意味重要人物かもしれません。
さて「やさいスープのかいじん」ですが、後にフォーサイドで「デパートのかいじん」が敵として登場するため、いかにもどこかで登場しそうに思われますが、セリフで言われているとおり、ゲームに関係無いようです(そんなこと言われたら関係あると思うわ)。
じゃあ一体「やさいスープのかいじん」とはいったい何なのか。
こちらのサイトに詳しく書いてありますが、どうやら立石和氏という実在の人物のことだそうです。立石氏は1990年代前半に、野菜スープでがんが99%治ると喧伝していたそうですが、そのあまりの誇大広告ぶりを、週刊文春が「野菜スープの怪人」と名付けて批判したそうです。立石氏は最終的に1994年に医師法、薬事法違反の疑いで逮捕されたそうです。
立石流野菜スープ&玄米茶の恐るべし効能とレシピ | 強健ラボ
「やさいスープのかいじん」に元ネタがあるならば、逆に「デパートのかいじん」こそ一体何なんだという感じがしませんか。どうでしょうか。